石垣島を簡便に周回するのに、島の一バス事業者・東運輸が売る”1日フリーパス”という24時間券を利用しました。
島の北西の川平湾のあたり(川平ロータリー)や、北東のほうにある伊原間、そして石垣空港を経由して元の場所のバスターミナルに戻る、一周する(始点と終点が同一の)系統が僅少ながら設定されています。
その、西回り一周線に東運輸のバスターミナルから乗りました。
この時点で夕方の17時半でしたが、日本の最西端に近いだけあって空はなかなか暗くなりません。
環の外にある、伊原間のバス停よりも北・石垣島のほぼ北東端(平野)へも、空港がその道すがらに位置するため翌日の朝に往復しました。
地理院地図 / GSI Maps|国土地理院
https://maps.gsi.go.jp/#8/24.510000/124.580000/&base=pale&ls=pale%7Chillshademap%7Canaglyphmap_color%7Crelief%2C0.5&blend=001&disp=1111&lcd=relief&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1&d=m
県内の最高峰(於茂登岳)は沖縄本島ではなく石垣島にあります。それくらい、石垣島の地勢は先島諸島のうち宮古列島とは対照的です。
島の北部をバスに乗りながらでも自分の目で確認すると、そのような明瞭な特徴を実感できるかと思います。
Google マップにひとまわりのルートを描いてもらいました。埋め込みの航空写真だとわかりにくいのでしたら、地図に切りかえて閲覧してください。
行程を決めるにあたっては、同社の公式サイトのトップページにリンクが載っている、時刻表をチェックしましょう。↓
東運輸株式会社 – <東バス> 営業時間8:00~17:00(年中無休)
http://www.azumabus.co.jp/
http://www.azumabus.co.jp/mwbhpwp/wp-content/uploads/979cc4bc9dd8d8314f94461968fc45af.pdf
http://www.azumabus.co.jp/mwbhpwp/wp-content/uploads/27034c9cd4a87fc116bbfe8cff5f8d01.pdf
午前中にひとまわりするならば、系統3の東回り一周線ですね。石垣空港、伊原間、川平ロータリー、と反時計回りにたどります。
私が乗った系統2の西回り一周線は、夕方の1本(日曜日と祝日は運休)と夕方から夜にかけての1本(毎日運行)です。
左回りであれ、上のGoogle マップの右回りであれ、バスターミナルを出て2時間40分ほどでバスターミナルに戻ってきます。
系統6の平野線と系統8の西回り伊原間線とを、伊原間(または舟越のどちらか)の停留所にて乗継いでもいいでしょう(が時計回りだと現時点におけるダイヤでは乗りつぎに2時間弱も待ちが発生します)。
http://www.azumabus.co.jp/mwbhpwp/wp-content/uploads/a6e39dabece47b62a5de6b298080108b.pdf
http://www.azumabus.co.jp/mwbhpwp/wp-content/uploads/473fbfec7657d392eafaa23724ac484a1.pdf
http://www.azumabus.co.jp/mwbhpwp/wp-content/uploads/adefe9b7fb217f9043619a6efc8f91b2.pdf
ただ、――交通新聞社のJR時刻表やJTBパブリッシングのJTB時刻表の最初のほうにもし地図のページがなかったら、と想像していただければわかりやすいと思いますが――石垣島を路線バスでひとまわりできるんだな、と上掲の時刻表のみを見て認識はしづらいでしょう。
公式サイトが提供する、運行系統図を見ても同様です。↓
路線バス案内 – 東運輸株式会社
http://www.azumabus.co.jp/localbus/
http://www.azumabus.co.jp/mwbhpwp/wp-content/uploads/62a731ea3b5ab44fb08f201216719bbf.pdf
模式図やバス停の名前だけだと、島のどのあたりを走るのかが地理に疎いひとにはわかりにくいのではないでしょうか。
オープンストリートマップも残念ながら、石垣島内においては情報が不完全です。
(’20年11月)現在、赤い線が描かれているのが系統4、系統9、系統10、系統11、の4種類のみだったり、データが更新されていなかったりします。↓
OpenStreetMap
https://osm.org/?#map=16/24.3380/124.1570&layers=T
この点については、石垣島トリップアシスト(Ishigaki TripAssist)というサイトが載せている路線図や系統図が現状、ウェブ上にある情報のなかでは理解しやすく、とりわけ後者の完成度はかなり高いと思います。↓
石垣島の最新路線バス時刻表と路線図、フリーパス情報 | 石垣島トリップアシスト
https://ishigaki-tripassist.com/bus
https://ishigaki-tripassist.com/wp-content/uploads/BusRoute.pdf
https://ishigaki-tripassist.com/wp-content/uploads/BusRoute.pdf
リンク先のPDF形式のファイルを参照して、乗るバスを選択するのに役立ててください。
――本当は、東運輸がバスターミナルにて掲げている、石垣島のマップ上に軌跡を描画した路線図をウェブサイトにもアップロードしていただければ理想的なのですが。
島内で同社と競合するバス事業者についても今回のエントリにおいて紹介する、と前回の最後に述べましたが、主旨がぼやけるためさらに分割して投稿します。
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