後篇・夏の青春18きっぷ期間中に大阪から東京まで東海道線で

未分類 鉄軌道/railroad railway

前篇・大阪から豊橋まで(→参照

青春18きっぷの利用期間中であるある夏の平日に東海道線を大阪から東京まで移動したときの話を、前回、今回とエントリを分割して記しています。
前回は豊橋駅までの叙述でしたので、後篇の今回は豊橋駅から先です。

  • 豊橋18:31―普通→19:06浜松

離阪時よりカウントして4本めになる、豊橋駅から乗る4両編成の列車は時刻表上、18時21分に8番線に入線します。

充当されるのはいわゆる転換クロスシートの車両です。
車端部については写真のようにロングシートの日もありますし、ボックスシートの車両がやって来る日もあります。

豊橋駅を境に、西側の(特別快速や新快速など)速達種別の列車は基本的に毎時4本であるのに対し東側の普通列車は同3本であり、ゆえにその3本のうちの1本は速達種別の列車2本ぶんの乗客を受ける恰好となります。
上の写真を撮ったのはもう1本の速達種別の(名古屋方面より18時27分に豊橋駅に着く新快速の)列車の入線前で、その直前の時点において立つ乗客が何人もいるような状況ですから、混んできて空席が皆無になってしまわないうちに車内にいるのは必須でしょう。

浜松駅では1番線に入線し、同一のプラットホームの2番線に停車中の6両(3+3両)編成の電車に乗りかえです。
両者の最後尾どうしが写真のように横に並んで停車するため、4両編成の一番前の車両に乗っていれば6両編成の前方の車両へ短い距離で移ることができ、席を確保しやすくなると思います。

  • 浜松19:18―普通→21:50熱海

浜松駅にて阪東間の移動距離の半分を超えましたが、以降に乗る5本めと6本めの列車の座席は転換クロスシートではありません。
また、全車がロングシートなのは5本めに乗るこの列車だけです。

6連は静岡地区の上り普通列車の編成としては最長で、あっさりと満席になることはなさそうですが、日没後の帰宅で利用するひとが多い時分ですし、乗車時間は2時間半、と5本めのこの移動が全6本のなかで一番の長丁場になりますので、いい場所に座っておきたいところです。

貨物列車の通過待ちで浜松駅の発車は19時19分、と1分の遅れがありましたが、静岡駅には1分早い、20時30分に着きました。
静岡駅発は20時36分ですから、数分間の停車時間が設定されています。

平日ダイヤの運転日はそのあいだの20時34分に、プラットホームの対面の2番線にホームライナー静岡6号が終着します。
特急列車に使用される3両編成の電車で、始発の浜松駅の発車は19時32分です。

東海道線の時刻表上、大阪駅を15時0分に発つ新快速、途中の名古屋駅を17時46分に発つ特別快速の列車に乗ればホームライナー静岡6号にまにあうため、330円の乗車整理券の購入で30分の時間の余裕が買えることになります。
(新幹線の特急料金、普通乗車券の運賃を考えると330円は破格の安さで、しかも特急用のリクライニングシートに座れるとあって費用対効果はかなり大きいでしょう。)
ですが、この行程で東京都内に突入するのは約3時間後の23時台、と終電に近い時間帯になりますので、ホームライナー静岡6号はなにかのアクシデントやハプニングで予定どおりに行動できなかった場合の宝刀として温存しておいたほうがいいと個人的に思います。
土曜日や日曜日、祝日は運休である点も要注意です。

話を戻します。

ホームライナー静岡6号の到着後の車内には上の写真のように、(立っている乗客を無視すれば)目測で3分の1を超える程度の空席がありました。
静岡駅着の直前の時点における空席の数、座る乗客の頭数の割合が逆転したような感じです。
荷棚に置かれた荷物が浜松駅にて撮った写真から不変なところは青春18きっぷの利用期間中らしい様態でしょう。
定刻の20時36分に静岡駅を出て東進を再開し、少しずつ乗客は減っていきましたが、沼津駅においてまた増え、半分ほどの座席が埋まりました。

21時50分、熱海駅の(3番線ではなく)4番線に着きました。

  • 熱海22:09―普通→23:46東京

対面の5番線には上の写真のように、15両(5+10両)編成の6本めの列車がもう入線しています。
5本めの先頭・6号車が6本めの10号車の横に、5本めの最後尾の1号車が6本めの5号車(つまり、グリーン車)の横に並んで停車します。

5号車と4号車のグリーン車を除外しても普通車は13両、と5本めの6両の2倍超になりますので、着席に困りはしないでしょう。
10号車と9号車はロングシートの編成につき、15号車、(写真の)14号車、2号車、1号車へ歩かなければボックスシートはありません。
夜も遅いため途中の駅からの乗客もあまりおらず、その日は私が座るボックスシートは大船駅に着くまで、私ひとりだけでした。

新宿駅を経由する、いわゆる湘南新宿ラインの系統はとうに運転を終えている時間帯ですが、横須賀線から総武快速線に直通する列車は、戸塚駅を23時19分に発つものがまだ残っています。

東京駅には23時46分、定刻の到着でした。



コメント

タイトルとURLをコピーしました