実乗篇・上本町を12時半に発ち近鉄の2本の急行で名古屋へ

未分類 鉄軌道/railroad railway

概要篇(→参照

近鉄の大阪線の急行、名古屋線の急行、の2本の列車で大阪から名古屋へ、実際に移動してみました。

  • 大阪上本町12:28―急行→14:27伊勢中川

選んだのは、大阪上本町駅の地上ホームを12時28分に出る列車です。
大阪難波駅からは奈良線直通の列車に乗ること2駅、大阪上本町駅の地下ホームより地上のこの場所までやって来ました。

(後述しますが)伊勢中川駅における2本めの列車の乗車位置を考え、できるかぎり6両(4+2両)編成の先頭に近い車両に乗ることにします。

もっとも、あまり混雑しない時間帯であるため、座れるだけで充分ならば編成のどのあたりの車両にするかこだわらなくてもいいでしょう。
大阪上本町駅から乗る必要すらなく、奈良線直通の列車を鶴橋駅で降りれば、大阪線の列車は同一のプラットホームの反対側に入線しますのでスムースです。

鶴橋駅においても車内には余裕で空席がありましたし、(トイレの前のボックスシートは例外ですが)6両全車がいわゆるロングシートですから、窓側か通路側かといった着席位置の問題に頭を悩ませることもないでしょう。

道中、12時半発、13時発、13時半発、の3本もの名阪特急に抜かれるため、通過待ちにそれなりの時間を消費します。
ほぼ背後を追っかけるような恰好の、(大阪難波駅を)12時半発の乙特急は河内国分駅にて追抜いていきました。
写真の、13時発の甲特急は70km(キロメートル)ほど、時間にして1時間ちょっと進んだ名張駅の9分間の停車中に俊足で去っていきます。

14時27分か28分だったでしょうか、終点の伊勢中川駅に着きました。
進行方向左側のプラットホームに対面で待つのは伊勢方面の急行列車で、名古屋方面のものではありません。
名古屋方面へは写真の、進行方向右側のプラットホームを降りてしばらく待ちます。

  • 伊勢中川14:41―急行→16:04近鉄名古屋

概要篇でも記しましたが、大阪線の伊勢中川駅まで走る急行列車は基本的に日中は毎時1本しか運行していません。
それに対し、伊勢中川駅から北の名古屋線の区間には日中は毎時3本も急行列車が走っていますので、なんらかの理由で予定の列車に乗れなかったとしても約20分後にはつぎの列車がやって来る、という安心感があります。

14時39分、伊勢方面より6両(2+4両)編成の急行列車が4番線に入線してきました。

この、2本めの列車の始発は約30キロも南の五十鈴川駅で、宇治山田、伊勢市、松阪、と停車して伊勢中川駅まで来ているわけですが、車内に乗客はあまりいませんでした。
6両のうち前方の2両はロングシート、後方の4両はクロスシートの車両が充当されるのと、終点の名古屋駅の改札口に近くて便利な車両は一番前であることから、私は最後尾の車両を選びました。
(本稿の冒頭、1本めの列車で先頭の車両に乗ることにしたのは、そのためです。)

江戸橋駅にて、(大阪難波駅を)13時半発の乙特急の待避があります。
14時発の甲特急からはなんとか逃げきって名古屋に着きますので、特急に先行されるのは道中でこれが最後です。

車内のほうはというと、1本めの大阪線の急行列車とちがい乗客の増減、降りて乗っての変化が大きめです。
大学が近い江戸橋駅において乗客がどっと増えた一方、車内の混雑のピークは沿線最大の途中駅である近鉄四日市駅に着く直前で、ここで客が一気に降りて少なくなりました。
名古屋に着く前の最後の停車駅である、近鉄蟹江駅を出た時点では座席定員を超えるか超えないかといった程度の客の入りでした。

大阪方面の特急とそれを追う急行の両列車の発車を手前でしばらく待って16時4分、定刻に近鉄名古屋駅に到着です。



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