Q. 仁川空港から仁川の市街地への交通手段は?

バス/bus 未分類 空港/airport

日本だと羽田空港に接続する東京モノレールや首都高速道路が大田区の中心市街地を無視して敷設されているように、韓国の仁川空港もソウルの中心部へのアクセスを最優先した設計になっています。
では、仁川の市街地へはどう行けばいいのでしょうか。

仁川空港と仁川市内のアクセスについて – 空港とソウル市内のアクセ… – Yahoo!知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1389211983


https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1389211983

仁川国際空港から仁川の中心市街地へはどのような移動の手段があるのか?――という、Yahoo!知恵袋に投稿された質問について今回は話題にします。

  • 私が回答するならば

306番の座席バスが仁川空港から首都圏電鉄1号線の東仁川駅までの最速の交通手段になると思います。
空港を出るとA’REX空港鉄道に並行して青羅国際都市駅までほぼ無停車で走り、そこから先は東仁川駅へ真南に進むようなルートで、寄り道の無駄がないためです。

到着階・1階の2か所の停留所よりバスは出ており、東仁川駅まで50分から1時間といったところです。
空港を出る時点で客が多くて乗車できない、なんて事態の心配も無用でしょう。

  • 補足――回答には打たない私の考え

(2023年7月)現在、仁川空港第1旅客ターミナルから東仁川駅までの306番の座席バスの乗車料金(運賃)は、交通カード払いで2,250ウォンです。
配車間隔は(つぎのバスがやって来るまで)、平日は20分前後ですが土曜日や日曜日、(韓国の)祝日は30分弱にまで拡大します。

仁川の市街地へ向かうバスが発着するのは、第1ターミナルの建物を出てほぼ左端の2A番の停留所と、ほぼ右端の13B番の停留所です。
“인천 Incheon”と写真のバス停のディスプレイに記されているのがわかると思います。

(この質問があった当時は未開業だった)第2旅客ターミナルだと、仁川の市街地へ向かうバスの発着は、1A番と6B番になります。
“인천시내버스 Incheon City Bus”とこちらでは記載も大きく、予備知識のない旅行者にも親切です。

第2ターミナルに306番のバスはやって来ませんが、(第1ターミナルには寄らない)307番のバスに乗ることが可能です。

座席バスの車内の一例としてその、307番のバスの写真を上に示します。
ドアは一番前にある1か所だけ、中央の通路の左右に2列ずつ、とできるかぎり座席が多くなるように設定されています。
座席定員は(最後方は5人が座れるので)41名でしょうか。
LCC(格安航空会社)の飛行機内のシートよりも深いリクライニングも可能です。

ただし、306番とはちがい空港のある島(永宗島)内の40か所ほどの停留所に寄ってから本土に渡るため、東仁川駅や仁川駅までは90分から100分ぐらい、と307番のバスは速達性に欠けます。
地元の地図サイトであるNAVER Map(네이버 지도)やKakaoMap(카카오맵)に訊いても307番を使うようには回答せず、第1ターミナルや青羅国際都市駅から306番に乗るよう提案してきます。
307番のみで移動した場合、仁川空港から東仁川駅までは交通カード払いで2,350ウォンです。

ちなみに、空港のある龍遊島や永宗島を抜けて仁川広域市内を目指すバスは306番や307番のほかに、幹線バスの202番、座席バスの111番、302番、303番、308番、310番、330番が存在します。
308番、310番、330番については2タミを出て1タミに寄り、各地へ向かう設定です。
302番は途中で富川市内を経由、308番は金浦市内が起点になります。
現在はそれらの多くで現金決済ができなくなっているため、乗車にあたっては交通カードを用意しておきたいところです。

個人的には、303番や330番をおすすめします。
理由はひとつだけで、旅客機で仁川空港に着陸する直前に右側の窓より見える、仁川大橋を渡る路線バスだからです。
東仁川駅は経由しませんが、ルート上において仁川都市鉄道(地下鉄)1号線の駅、首都圏電鉄水仁・盆唐線の駅と接続します。
(330番には未乗ですが、303番のほうは過去に何度か利用し、各回とも高速バスが発着する仁川ターミナル駅まで移動しました。)



コメント

タイトルとURLをコピーしました