乗合バス（路線バス）の事業者であるWILLER（ウィラー）が今月・2022年1月より、ゴールドランクの会員が各月に一度だけ取得できる500円の割引WEBクーポンの効能を大幅に縮小させました。
https://travel.willer.co.jp/dy/3/common/pc/mypage/wcouponKanriList/
具体的には、取得できる期間が各月の1日から（末日までだったのが）7日まで、予約で使える期間が各月の1日から（こちらは翌月の末日までだったのが当月の）10日まで、とそれぞれ短いものになりました。
各月の再来月の末日までに出発する便の予約に対して使える、という条件はそのままです。
ゴールドランクについて｜高速バス/夜行バス予約｜WILLER TRAVEL
https://travel.willer.co.jp/membership/member-rank/
ゴールドランクになる条件を満たした翌月の15日かそれ以降の営業日の23時59分までにゴールドランクに昇格するため、その時点において発行枚数がまだ上限に達していなければこれまでだと昇格の当月にもWILLERご愛顧感謝WEBクーポンを取得することができました。
それが今回の縮小によって不可能になり、半月後の翌月になるまで一部の権利が制限される不利益を甘受しなければなりません。
ゴールドランクの会員に限定して本WEBクーポンを配布するこの方策については、積極的に同社のバスを利用してみよう、私はせっかくクーポンの特典を受けられるのだから、と会員に思わせるとても上手なプログラムだと個人的に感心していました。
しかし、今回の大幅な縮小化により各月の最初の7日間や初旬のみに効能が制限され恒久的な権利でなくなったため、月に一度だけでもWILLERのバスに乗らないともったいない、と思えるクーポンではなくなってしまいました。
各月の上旬にバスのチケットを買えば500円を割引いてあげるけど中旬と下旬は安くしてはやらないよ、となるとゴールドランクであるせっかくのメリットを活かそう、という気は客側にそもそも起きないものです。
蝦（海老）があるから鯛が釣れていたのに、その撒き餌に魅力がなければ食いつくものも食いついてこなくなるだろうと私は考えますがさて、今回の減力化は同社にとって有利な方向に作用するでしょうか。
資金繰りの都合で月の初旬に売上をより多く立てたい、といった事情があるのだとしたら（納得するかはさておき）理解はしますが、そういうことではないような感じがします。
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