Jetstar Japanがストで他社への振替え等を認める特殊対応

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年末の最繁忙期に従業員がストライキを打っているためにJetstar Japan(ジェットスター・ジャパン)が欠航を発生させているのですが、自社都合の欠航による対応が普段にはない、特殊なものとなっています。

重要なお知らせ | ジェットスター
https://www.jetstar.com/jp/ja/travel-alerts#%E4%B9%97%E5%8B%99%E5%93%A1%E5%8A%B4%E5%83%8D%E7%B5%84%E5%90%88%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AD%E3%81%AE%E5%BD%B1%E9%9F%BF%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6


https://www.jetstar.com/jp/ja/travel-alerts#%E4%B9%97%E5%8B%99%E5%93%A1%E5%8A%B4%E5%83%8D%E7%B5%84%E5%90%88%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%AD%E3%81%AE%E5%BD%B1%E9%9F%BF%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6

しかも、この特殊な対応を具体的に公式サイトにおいて明示しています。
ストライキが終われば掲示を消すと思われますので、過去の一例として将来の参考になる資料として残しておくべく、本稿をリリースしようと決めた次第です。

私が注目している点は、いくつかあります。
・他社便にかぎらず鉄道やバスなど他の交通機関に変える場合もその移動の費用を一定の条件下でJetstar Japanが負担すること、
・宿泊費も(なぜか同日の夜に限定ながら)ひとり8,000円/泊を限度にJetstar Japanが負担すること、
・新千歳空港発着を旭川空港発着に、またはその逆に振替えることを可能にしていながら佐賀空港は福岡空港の代替として認めないこと、
等です。

宿泊費の件は、代替の席が確保しづらい都合により予定を早めて前泊をしなければならない事態も当然に考えられるわけですが、それは補償せずに当日夜泊の場合にだけ対象とする、という、差別の趣旨がよくわからない運用です。

空港の件は、羽田と成田(いずれも東京の空港)、伊丹と関西と神戸(いずれも大阪の空港)、中部と小牧(いずれも名古屋の空港)とはちがい新千歳空港と旭川空港はおなじ都市の空港ではありません。
また、福岡と北九州と佐賀(いずれも福岡の空港として一部の航空会社が国内線の路線において設定)のうち、福岡空港と北九州空港は同一の扱いとするのに対し佐賀空港は対象外とする趣旨もよくわかりません。

他社便へ振り替えたジェットスター・ジャパン、“禁じ手”使って大丈夫?
https://www.aviationwire.jp/archives/7026

過去の同様の特殊な対応の事例については、上掲のリンク先の記事が参考になります。
Jetstar Japanが運航をはじめた直後の2012年の話ですが、そのさいは欠航の対象となった乗客に8,000円相当のバウチャー(同社への支払いに対して充当できる、ポイントのようなもの)も与えられたとのことで、8,000円という額には同社にとって(根拠は不明ながら)なんらかの意味がある模様です。



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