JRのマルスシステムってかなり優秀ですよね?

未分類 鉄軌道/railroad railway

航空会社のチケットの発券システムに障害が起きた報道や、私鉄各社の有料座席を購入するにあたりその機能の少なさに接して感じるのですが、JRの旅客6社の座席の予約や発券に対応するシステムはかなり優秀です。

飛行機は(便により座席数やクラスのちがいはあるものの)2地点間を移動するひとつのフライトに予約があるかないか、だけの管理です。
(何か月も前から、ウェブ上で会員登録をしなくても、予約ができるという強みもありますが、それはシステムが比較的にシンプルなことの裏返しでもあるでしょう。)


(近鉄などはさておき、ざっくりと単純化すれば)私鉄の有料列車は、車両の種類も列車によって1種類か多くて2種類、停まる駅のパタンも差異はないかあっても数種類、価格も毎日一緒、会社によっては乗車距離による料金のちがいもありません。

他方でJRの旅客列車には、列車により停車駅のパタンがちがう、充当される車両の種類や長さ(何両か)もちがう、日によっても臨時列車が走ったり走らなかったりする、繁忙期か通常期か閑散期かという料金の差異もある、座席の種類も普通車とグリーン車のほかに多くの種類がある、などの複雑さが挙げられます。
扱う情報量は格段に多いはずであるところ、JRの駅における端末にて操作すると、数秒で予約が可能かどうか返答があります。
(前世紀末から今世紀のはじめにかけてですが)クレジットカードによる決済もできるようになりました。

国によっては当然ではない、基本的人権の保障も比較によってありがたみがわかるのと同様、普通に存在するJRのマルスシステムについても他社のシステムの脆弱さや未熟さとの対比ではじめて、その高機能さが実感できると思います。



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