ランチ時だけのペクパなど心斎橋のセマウル食堂のメニュー

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小岩(→参照)や、新大久保というより歌舞伎町の北端の新宿(→参照)など、日本では東京にしか出店していなかったセマウル食堂(새마을식당)の新店がここ1年以内に4店舗ばかり都市部にオープンしています。

心斎橋店は鶴橋(→参照)につづいて2か店めの大阪市内における店舗で、今夏・2021年7月に開店しました。
先に言及しておきますと、その鶴橋店と多くの要素が共通しています。

たとえば、店頭に置かれたメニューを見てから入店できるところとか。
(本稿の下のほうに載せますが)そのメニューブックも、まったくおなじものを採用しているところとか。

11時から15時までのランチタイムには、880円(税込み、以下同様)でペクパ(백밥)という熱炭(ヨルタン)プルコギ(열탄불고기)の定食がいただける点もそうです。

私が今回オーダしたのは醤油(カンジャン)味(간장맛)ではなくコチュジャン味(매운맛)のほうで、別添で小皿のコチュジャンも一緒に提供されますが、辛味が強い(唐辛子の総量が多い)とは感じません。
また、リーフレタスの量が少ない、との声を熱炭プルコギの感想としてウェブ上においてよく読むのですが、この定食についてはむしろ逆で、白いご飯かリーフレタスかどちらかがなくなる前にテジコギを完食してしまうという悩みが生じるでしょう。

なお、ペクパとは白種元(백종원)氏の飯(밥)、ペクさんの定食、といった意味だと思います。
(ピビンパ、クッパらのパとおんなじパです。)

鶴橋のお店と同様に入店時にQRコードが印刷された紙を渡されるのですが、昼に訪問したさいは口頭により、夜はQRコードをスマートフォンでスキャンしたサイトから、それぞれ注文しました。
お冷(水)は氷入りのジョッキで、口頭でのオーダの1分後に届きました。

推察するに、お昼と夜とで注文の方法がちがうのは来店客が少ないか多いかによるのでは、という気がします。
ランチタイムに訪問したときは(15?か所のうち)4か所前後の卓が埋まる程度でしたが。

混んでいるとの情報をもとに人気の時間帯は回避したにもかかわらず――21時台の後半でもほぼ満席という盛況っぷりで、スタッフが注文を聞いていてはうまく回転するとはとても思えませんでしたから。

7分豚(テジ)キムチ(7분 돼지김치)は880円で終日いただけます。
ちなみに、オーダからサーブまでの待ち時間は昼のペクパ、夜の7分テジキムチ、ともに10分弱でした。

お水、スタッフ呼出、などという0円の品目も注文用のウェブサイトには載っており、数量を1以上にしてオーダを送信すると(ジョッキではなく)韓国の飲食店にてよく見かける容器入りで水がやって来ました。
注文の2分後、と早めに届くのはお昼と同様です。

テーブルの側面に引出しがあってそのなかにスッカラッとチョッカラッ(スプーンと箸)、ペーパーナプキンが入れられているのも、韓国において標準的な様式です。

さて、心斎橋店で用意されているメニューを紹介しましょう。




鶴橋店のものと比較していただければわかると思います(→参照)が、まったく同一のメニューブックを採用しています。

主要な品目については文字のみで壁面に掲示されているところも本国や鶴橋の店舗と同様です。

鶴橋店との数少ない相違点のひとつである、飲料のメニューです。
同店とほぼ一致してはいるものの、品目や価格に若干のちがいがあります。

肉の調理のしかたを説明したものは、セマウル食堂のお店ではじめて見ました。

ところで、余談になりますが7分テジキムチは本当にいつ食べても私の期待を裏切りません。

チゲの上に韓国のりをおかけになって、と案内されたのですが、私は確信しました。
過去の投稿においても言及しましたが――韓国のりはテジキムチチゲではなく、白いご飯のほうにかけるのが”正解”、と。
韓国や日本で何度もいただいてきた経験により到達した結論です。

理由は単純で、チゲに投入するとスープがのりに浸透してぱりぱりとした食感が死んでしまうほか、風味も韓国のりとキムチチゲとで相互に殺しあうからです。
これは(正解というより)真理だ、と私は思いきって断言します。
この料理を開発したのは運営する会社のトップである既述の白(ペク)氏と推測しますが、同氏以外の反論は認めません!

話を本題の心斎橋店に戻しましょう。

支払いの方法には現金だけでなくクレジットカードや銀聯(银联)、PayPayがあり、鶴橋にていただいたときのようにカード決済を断られること(→参照)もありませんでした。

行政による夜の行動制限が求められない、通常の営業時間は昼の11時0分から(ランチタイムは15時0分まで、ラストオーダは22時0分で)23時0分までです。

더본코리아 | overseas Store
http://www.theborn.co.kr/store/overseas-store/

なお、心斎橋店の固定電話の番号は本国の公式サイトにおいても未登録(미등록)、と掲載されておらず非公開の模様です。

最後に、この店舗のロケーションについて。

長堀通よりも南、心斎橋筋商店街(や御堂筋)よりも東に位置します。

心斎橋PARCO(パルコ)の建物――以前は大丸心斎橋店の北館、その前はそごう心斎橋本店でした――の北側に接した道、長堀通の2本南の道を心斎橋筋商店街から東へ50メートルばかり歩くとお店があります。



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