WILLERの夜行便で舞浜のTDRや東池袋から浜松、豊橋、東岡崎へ

バス/bus 未分類

舞浜駅から東京ディズニーランド・バスターミナル・ウエストまでの順路(→参照

東京ディズニーリゾートのふたつの施設(ランドとシー)または東池袋より乗車して、浜松、豊橋、名鉄の東岡崎の各駅前へ行くことができる、WILLER(ウィラー)の高速バスをある平日に利用しました。

この乗車にあたっては、到着地を三河地方の豊橋や東岡崎にすることにより880円という破格の”スーパーみかわ割”なる運賃(→参照)でチケットを購入できました。
(スーパーみかわ割は2021年12月と翌1月の約2か月間弱の設定で、現在はありません。)
プレミア会員の割引との併用は不可能な条件につき300円引きにはならなかったのですが――


https://travel.willer.co.jp/dynamic/bus/reservation/confirm/

毎月初より一度だけゴールドランクの会員が取得できていた、WEBクーポンは使えたため実際には380円でバスの始点から終点まで乗車しています。
(毎月のWEBクーポンの配布も、現在はありません。)

舞浜駅から近いのは東京ディズニーランド・バスターミナル・ウエストで、私が乗るSS354便の始発も(シーではなくランドの)こちらになります。
(現在の便名はSS355便で、出発地3か所を出る時刻や到着地3か所に着く時刻に変わりはありませんが、当時より大きく変わっているところもあるため以下、適したタイミングで言及します。)

バスが出る時刻、方面(終点、目的地)、バス会社などが表示された画面で、どのプラットホームから出るかを確認することが可能です。
(つぎに寄る、シーにはない装置です。)

5、6人が待つプラットホームにバスが入線したのは、22時13分でした。
後輪の横に記されているように――SS354便の運行を担うのは西三交通で、東京ディズニーランド・バスターミナル・ウエストの停留所のスタッフも西三交通(のバス)と案内していましたので、WILLER EXPRESS、ウィラー、などの単語で呼ばれるのを待っていると困惑するかもしれません。

WILLERのバスについての過去のエントリにおいても紹介していますが、リラックスというタイプのシートを簡単に説明しましょう。
中央に1本の通路があり、その左右に2席ずつ(A席とB席、C席とD席)の配置です。
席番が1Aから10Dまで、全部で40席が用意されています。


私が座ったのは、ドアや運転席に近い一番前の席です。
フットレストがない、天井の近くの荷棚のスペースが狭い、といったデメリットもあるものの、一番前の4席だけは前から背もたれが自分のほうへ倒れてくることがなく通路に出やすいのです。

その背もたれは約140度(140°)まで後方に倒せる設計ながら、COVID-19のパンデミック以降に設置された隣席間(A席とB席とのあいだ、C席とD席とのあいだ)の仕切りのせいで、前席の客がリクライニングの機能をめいっぱい使うと後方のA席やD席の客は通路に出にくくなってしまっています。

仕切りは隣席の客に対しては有用ですが、リクライニングしたときの後方の客からの視線まではカットできません。
車内が真っ暗になると、スマートフォンなどの画面の光で周囲に迷惑がかかる可能性が大いにあるというわけです。

なお、夜行便につき窓のカーテンはあらかじめ閉じられています。
どこを走っているかを確認するには留めてあるジャンパーホックを外さなければなりません。

10人ほどを乗せほぼ定刻の22時21分に東京ディズニーランド・バスターミナル・ウエストを出たバスは、敷地の外周(公道)を反時計回りでシーへ向かいます。
客には男女、女性どうしのペアが多い印象で、また話し声がうるさいようにも思いますが、まだ22時台で消灯もしてはいませんからその点を覚悟して乗る必要があるでしょう。

22時33分、バスは東京ディズニーシー・バスターミナル・サウス(→参照)に入線しました。
ランドで乗車し損ねた2名も合流して乗客数は定員の半数強になり、シーを定刻の22時40分に出発です。
シーの開園にあわせて新設された舞浜インターチェンジ(IC)より首都高速道路の湾岸線に乗り、辰巳、深川線、箱崎、向島線、江戸橋、都心環状線、竹橋、池袋線と経由してサンシャインシティを目指します。
もちろん日にもよるのでしょうが、さっきまでとはうって変わって客室内は静かに。
(これが近隣諸国だと車内において通話したりイヤホンもつけずに音を出して動画を見たりするひとが深夜であろうがありふれており、ここが日本であることを個人的に強く感じる状況です。)

入口の手前の道路にて10分前後の待機ののち、池袋サンシャインバスターミナル(→参照)には23時22分に入線しました。
十数人が乗車して最終的に9割ほどの座席が埋まり、定刻の23時30分にサンシャインシティを発車します。
降りたばかりの東池袋ICより池袋線に乗り、来た道を南へ戻ります。

直後に運転手より直接、追って自動の音声の、アナウンスがありました。
それが終わると客室内が減灯され、23時46分には運転手の予告どおりに真っ暗に。

車は竹橋、都心環状線、谷町、渋谷線と移り、東名高速道路の東京料金所(神奈川県川崎市)を通過したのは0時2分でした。
(NEXCO3社の深夜割引の適用がはじまる時分ですが、上り線に顕著な渋滞は発生していませんでした。)
夜行便の場合、もう20分も走れば海老名サービスエリア(SA)(神奈川県海老名市)です。

実際には海老名SAに0時20分に到着しました。
当然ながら室内は明るくなりますが、このタイミングで運転手による肉声の案内はなく、舞浜からはおよそ2時間、東池袋からだと1時間も経っていないこともあり車外に出たのはほんの数名程度でした。
ドアの近くに座ったためか停車中の外の音がうるさいと思いましたが、意外にも外気の寒さは少し感じた程度です。
1回めの休憩はだいたい長めになる傾向があり、出発したのは0時52分でした。

SS354便が海老名のつぎに休みに入ったのは、遠州豊田パーキングエリア(PA)(静岡県磐田市)です。
3時5分に着き、3時35分に発っています。
なお、現在のSS355便が2回めに休憩をとるのは、日本坂PA(静岡県焼津市)です。

遠州豊田PAより走ること数km(キロメートル)、5分ほどで浜松ICを降ります。
静岡県道65号、国道152号と進んで浜松駅の北口を目指します。

アクトシティ浜松には、3時59分に着きました。
早朝の到着ですが利用者は多く、10人は降りたように思います。


https://www.google.com/maps/@34.7061178,137.7372689,3a,30y,213h,90t/data=!3m6!1e1!3m4!1s5jxxVvqPOzomqSr3-6oI_g!2e0!7i16384!8i8192

アクトシティ浜松の停留所は高層ビル・浜松アクトタワーの車寄せに設置されているため、降車時はもちろん乗車時にバスを待つあいだも雨に濡れる心配がありません。
JRの浜松駅の改札口へは、歩くこと5分から10分弱で着くでしょう。
4時6分に発車したバスは浜松ICへは戻らず北進し、浜松西ICより4時32分に東名に入りました。

浜松の降客を送ってからも3回めの、新城PA(愛知県新城市)における休憩が設定されています。
到着は4時47分、出発は5時10分でした。
深夜に営業していたのは写真の、ご当地土産も売っているファミリーマートのみで、こちらでなにかを買うかトイレに行くかしか小休止中のこの場所にてできることはなさそうです。
なお、現在のSS355便が3回めの休憩に入るのは浜名湖SA(静岡県浜松市)ですから、施設はより充実していると思います。

SAではなくPAでの休憩にメリットがあるとすれば、戻るべきバスを見つけやすいことぐらいでしょうか。

5時17分に豊川ICを降り、豊橋駅東口の停留所に着いたのは5時36分、と定刻の5時40分よりも数分の早着でした。
豊橋駅から各線の始発が出る時間帯であり、乗ろうとしている列車によってはこの数分のおかげで急がずともまにあう余裕が生まれます。
浜松や終点の東岡崎よりも多い、十数名が豊橋でバスを降りていきました。
場所的(地理的)にも時間的にも、豊橋駅前に5時40分に着く設定はなかなか絶妙で、私も当初はここで降車するつもりでいたほどです。


https://www.google.com/maps/@34.7633353,137.3845914,3a,37.5y,280h,100t/data=!3m6!1e1!3m4!1sR6_DUgWiGxYbxI-tfRSHoA!2e0!7i16384!8i8192

駅の真東にある”豊橋駅東口(駅前大通り野村証券向かい)”のバス停から在来線の改札口までは300メートル弱、と順調に歩けば5分もかかりません。
停留所から見える位置に駅ビルが建っていますので、迷うことはないでしょう。

豊橋駅東口を5時41分に発つと、バスは国道1号を北西の方角へ進みます。
6時6分に音羽蒲郡ICより入り、岡崎ICにて降りるまでの10分強は東名を走行。
そのあいだに天井の照明が点きますから、車内が明るくなって10分後には着くものと考え降りる身支度をします。

定刻だと6時35分のところ、6時27分に終点の東岡崎駅南口に到着です。

すぐ後方には大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)へ向かう便が待機していました。
上りについても同様に、USJからのバスが東岡崎に着いて、追って東岡崎から東京へ夜行便のバスが出るようにダイヤが組まれており、東岡崎駅を中継地点とし2本のバスに連続して乗ることにより東京から大阪まで、大阪から東京までの移動が可能になってはいる模様です。
私が乗ってきたバスが先にいなくなり、もう1台のバスも数分が経過した6時35分にUSJへ向けて去りました。


https://www.google.com/maps/@34.951348,137.1672901,3a,90y,280h,90t/data=!3m6!1e1!3m4!1s0F8-xLxc-UnMO_zPWIPL5g!2e0!7i16384!8i8192

なお、東岡崎駅におけるWILLERのバス停(上掲のGoogleのストリートビューの左手前)があるのは南口(同右奥)で、多数の路線バスが発着する北口ではありません。



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