実乗篇その3・仙台市内から初乗りきっぷで仙台近郊区間を大回り乗車

未分類 鉄軌道/railroad railway

概要篇(→参照

実乗篇その1・あおば通から仙台まで(→参照

実乗篇その2・仙台から福島まで(→参照

あおば通05:17→05:18仙台06:00→07:22福島08:04→08:51米沢09:39→10:28山形11:31→12:50新庄12:58→15:31小牛田16:33→17:07石巻17:27→18:48榴ケ岡、とおなじ駅は二度と通過しないルートにより、仙台近郊区間を実際に大回り乗車した話です。
3回めの投稿である今回は3本めと4本めに乗る列車についてで、福島駅から米沢駅まで、米沢駅から山形駅までの移動の叙述になります。

  • 福島08:04―普通→08:51米沢

3本めに乗る列車・431Mの2両編成の車両(719系)そのものは、もう入線しています。

しかし、乗務員のドア扱いにより車内に入ることができたのは7時48分、としばらく経ってからでした。
(半自動ですので扉の横のボタンを客が各自で押します。)
極寒、酷暑の季節には厳しい待ちになりそうです。

旅客列車の本数が極端に少なくボトルネックとなっている上越線の清水峠を越える区間もですが、板谷峠を跨いで福島駅と米沢駅とのあいだを往来する奥羽本線の普通列車においては車掌の検札があります。
(概要篇にて述べたように)私が持っていたのは仙台市内の某駅からの初乗りのきっぷだったわけですが、なんの質問もなく券面に青い検札印のスタンプが(先刻の扉扱いのひととは別人に)押されたあたり、わざわざ訊くまでもないほど大回り乗車の客は多いのでしょう。

ちなみに、この区間の普通列車の運用を担当する車両は、写真の719系のみです。

  • 米沢09:39―普通→10:28山形

米沢までの431Mが入線するのは2番線、それに対し米沢から乗る4本めの列車(433M)はおなじプラットホームの対面・3番線にやって来ます。
ただし、定刻の9時6分に4両(2+2両)編成の電車が入線する(上りの普通列車・426Mが終着する)まで十数分ばかり待つ恰好になります。

431Mの乗車中に峠の力餅を峠駅にて買えるほか、米沢駅では駅弁が売られており、この大回り乗車の行程において食料が確保できる貴重な好機といえるでしょう。
ただし、(概要篇にも記しましたが)その日の営業をいつ終えるかはわかりませんので、反時計回りで大回りの旅行をする場合にはタイミングによっては買えない可能性があります。
新杵屋(写真の左奥)、松川弁当店(同右手前)の駅弁のスタンドがあるのはプラットホームの、改札口に接する1番線です。

1番線は下り、上りとも(全列車ではありませんが)優先的に奥羽本線の特急列車(いわゆる、山形新幹線)の発着に充当されるため、普通列車の乗客は駅弁を買ったりトイレを使ったりしたいときは跨線橋を渡らなければなりません。

米沢駅を出てすぐの433Mの車内は写真のように、半分程度の座席が埋まるくらいの客の入りでしたが、山形駅の直前では立つひとも多くいるほどの盛況っぷりでした。
ちなみに、(写真を撮らなかったため載せませんでしたが)3本めの列車・431Mも719系ですから同様に集団見合型(集団見合い式、などとも表記)のシートの配置です。

10時30分、山形駅の3番線に2分の遅れで終着しました。
このプラットホームになにか(売店や、直近で発車する列車など)があるわけではなく、大半のひとが去っていきます。

大回り乗車中につき、1時間もフリータイムがありながら改札外に出ることは不可能です。
その不自由さを本行程の移動中に最も痛切に感じるのは、山形駅においてかもしれません。
県庁所在地の中心の駅ならばちょっとした昼食や地元のものの購入くらいはできるのでしょうが、無視するルールなのですから。
福島駅もそうでしたが、在来線の改札内に飲食店や売店は山形駅にはありません。

  • 山形11:31―普通→12:50新庄

山形駅より乗る5本めの列車や、仙山線で仙台駅とつながっていることについてはつぎの、その4のエントリにて述べます。



コメント

タイトルとURLをコピーしました