Jetstar Japanのマニラ発の搭乗口では、謎の手荷物検査がある。

フィリピンの首都・マニラから日本への移動に、ジェットスター・ジャパン(GK/JJP)のフライトを利用しました。
GK094便、マニラから名古屋(中部国際空港、セントレア)へのフライトです。

この、同社のフライトに搭乗するさいに私が義務を果たしたことのなかで、とりわけ強くお伝えしたいと思ったものがあります。それは、
搭乗ゲートの前における意味不明の手荷物チェック
があることです。

出国審査とセットになっている手荷物検査――これは全世界的に共通のやつです。
フィリピンでは、空港の建物内に入場するときにも課せられる所持品のチェックもあります――これはフィリピン特有のものです。
それらのほか、ジェットスター・ジャパンのフライト限定なのかわかりませんが、搭乗口でも持ち物の確認があるのです。

このイベント、本当に謎です。
なにを調べるのか、意義がよくわからないからです。
いまだにweb上でどなたも仔細に言及していないようなので、私が報告したいと思います。

水色の半袖に黒いパンツという共通の恰好をした係員はすべて、手荷物の点検要員です。この、携帯品のチェックの専属スタッフだけで7名もの人員をそろえてスタンバイしています。
着ている服や見た感じ、空港の関係者によるものでジェットスター・ジャパンの従業員のようには見えません。

ジェットスター・ジャパンが委託するなら、日本発のフライトではおなじみの重量測定があってもよさそうなのですが、それはありません。
重さのチェックならばそこにあってしかるべきはずの台秤(はかり)がそもそもないのです。

私以外にも経験しているひとはいるはず、と考え搭乗記のリリースがないか検索してみたところ、ひとつ見つかりました。6年前・’12年のものです。
(ただし、名古屋ではなく東京(成田)への便のものです。)
手荷物検査で飲み物類はすべて没収、という旨の記述が下のレポートにはみられます。

【搭乗レポート】マニラ⇒東京(成田)/ジェットスター79便(エコノミークラス) – トラベルメディア「Traicy(トライシー)」
https://www.traicy.com/archives/7117476.html

すると、私が体験した検閲も、ドリンクの機内への持込みの阻止が目的なのでしょうか。
もしそうならば、どうして日本発のフライトの搭乗前にはやらないのでしょうか。航空会社が自前で監査しないでわざわざ委託するでしょうか? バッグの奥まで念入りに調べる必要はあるでしょうか。
――など、ドリンクを阻むために大々的な布陣でのぞむだろうか、という疑問は消えません。

では、具体的にどんな検分なのかといいますと、

・トートバッグの外から感触を調べる
――フィリピン国内ではよく受ける手回り品の検査では恒例の、手ざわりの確認です。

・使い捨てビニール手袋をはめながら中身をチェックする
――かなり深いところまで調べます。さまざまな施設の入場時に荷物検査の多いフィリピンでもここまでの調べようはありません。

私はトートバッグひとつで旅行するスタイルです。
キャスターつきのキャリーバッグならば一覧性がありますので、点検で中身を見せることがあってもあまり気にしないかもしれません。
対してトートバッグは奥のほうまで中身を見せにくい構造ですから、心理的な抵抗は大きいです。
そうでなくとも私物を、相手方の都合だけで第三者になど見せたくはないものです。

個々のアイテムを手に取りトートバッグから出して机に置く、ということまではされませんでしたが、SM(フィリピンのスーパーマーケット)の黄緑色の袋は中身を検視されました。
もっとも、搭乗前に食べるつもりで入れていたマンゴーはバッグの奥のほうにしまっておいたので、精査の目が届くことはありませんでした。

チェックが始まった直後はこのように、長い行列ができています。

ただ、しばらくすればこのように列はだいぶ短くなります。
ロープで仕切られた右手前の長椅子のあるエリアが、チェックが済んだひとが寄集まる待合いスペースです。
検査の縦列がなくなっているときに並ぶと、スタッフの思う存分に精査されることでしょう。私のようにプライベートなアイテムをまさぐられるのを忌避するかたは、行列ができているときに並びましょう。

荷物の確認のほか、シークエンスナンバー(チェックインを済ませた順の続き番号)も照合――通過した証に、蛍光ペンで塗られています。――し、チェックインした乗客に漏れや欠員はいないかも見ているようです。

彼らのチェックが終わったあとで、仕切られた待合いスペースから出たいときもあります。
たとえば、手を洗うには区画の外の化粧室へ行く必要があります。
いったん外へ出てトイレへ行く、と申告すると、スタッフに搭乗券を預けることになります。
搭乗券は外から再入場するときに返されますが、手もとに戻ってきたチケットの裏面には手書きで数字が記されていました。

87がなんの意味を持たせた数字なのかは不明です。

航空会社(ジェットスター・ジャパン)の意向でないならば、JAL(日本航空)やANAのフライトの搭乗前にもあるはずではないか?、と考えるのが自然です。
そこで、両社の公式サイトを調べてみます。

マニラ ニノイ・アキノ国際空港/出入国手続き(空港情報) – JAL国際線
https://www.jal.co.jp/inter/airport/mnl/info/

各コンコースの入口に税関検査とセキュリティー・チェックがある、税関検査では所持金について詳しく調べられる、という記述があるだけです。
(ちなみにJALも、ジェットスター・ジャパンとおなじ第1ターミナルからの発着です。)

マニラ-ニノイ・アキノ国際空港の施設案内空港案内[国際線]|空港・機内で[国際線]|ANA | 空港・機内で [国際線] | ANA
https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/departure/airport/map/mnl.html

手荷物検査後搭乗ゲートへ、という表現があるのみで、搭乗ゲートにおいてさらになにかしらのイベントがあることを予感させる記載にはなっていません。
(なおANAは、第3ターミナルを利用します。)

このチェック以外のGK094便にまつわる話は、次回のエントリ(記事)を読んでください。追ってリリースします。



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