ガストの注文用タッチパネル式タブレット端末は増える?

“ガスト タッチパネル”とGoogleで調べると現在、3種類のサービスが示されます。ひとつは20年ほど前にあったプラスeの端末。ふたつめはドリンクバーに設置のタッチパネル式の機械。
そして三つめは、ここ数か月前から出現してきた、注文用のタブレット端末です。
デジタルメニューブックという命名のようです。

各客席に置かれている点は、かつてプラスeのターミナルがそうだったのと同様です。
プラスeは娯楽を提供する機能に特化し、オーダはできないものでした。逆にこのたび登場のタブレットは受注能力のみに減殺されています。

導入されている店舗は、すかいらーくの公式サイトの店舗検索で(”デジタルメニューブック”の条件で)”絞り込み検索”をかけると表示されます。

トップ | 店舗検索|すかいらーくグループ
https://store-info.skylark.co.jp/


https://store-info.skylark.co.jp/

いまのところ、東京都内に8店舗、神奈川県内に2店舗のほか、埼玉、千葉、山梨、愛知、大阪の各府県に1店舗ずつ存在するようです。
(本エントリの最後にすべて列挙します。)

この最新のデバイスにはじめて私が遭遇したのは数か月前・’19年6月の渋谷の店舗です。

渋谷駅の周辺にはガストだけでも数店ありますが、そのなかの渋谷宇田川町店です。
(東急百貨店の本店やBunkamuraに近いお店です。スクランブル交差点の店舗や、NHK放送センターへ向かう渋谷公園通りぞいにあるものは、ほかの店舗です。)

ガスト 渋谷宇田川町店 | 店舗検索|すかいらーくグループ
https://store-info.skylark.co.jp/map/017883

(注文は)テーブルのタブレットからお願いします、とスタッフより案内されます。

ちなみに外国語は、英語(English)と中国語(中文简体)にも対応しています。
もっとも、正確さは不明です。

クーポンを持っていれば、番号も自分で入力します。それ以外のプロセスはいまのところ、ありません。
写真は英語を選択したときのものです。

確認の画面で注文の削除や数の増減を経て、発注を確定します。
オーダのデータを送信したら、フードの着膳までスタッフは席にやって来ません。

“ハンバーグ&チキン南蛮”をこの日はいただきました。

わからないことやほかの要望があれば従前のとおり、ピコルやソネット君(コードレスチャイム、オーダーコール)で店員を呼べるようになっています。

渋谷の店舗のつぎに私が出会ったのは都内ではなく、隣県の西船橋店です。
西船橋の駅から南東(船橋駅方面)へ700メートルほどの位置にあります。

渋谷の店舗ではなかった、電源用のコードがつながれています。

電源を確保するために電気コードが配線され、店舗のエントランスにも”コンセント使えます”のステッカーが貼られましたが、公式サイトの検索では”コンセント席あり”の店舗にはなっていません。

ガスト 西船橋店 | 店舗検索|すかいらーくグループ
https://store-info.skylark.co.jp/map/011942
――”コンセントあり”(電源)どころか、”デジタルメニューブック”の表示もありません。

この注文端末の詳細については会社は公式にリリースをしていないながらも、調べると約半年前の日経の取材でデジタルメニューブックが記事にされており、

迫る5G 産業が変わる(3)好みのメニュー、すぐ分析  :日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44308120X20C19A4SHA000/

来店者一人ひとりの好みに寄り添ったメニューを示したい、というようなことをすかいらーくの経営サイドのひとが語っているのですが。

ドリンクバーの受注後にドリンクバーを提案するようではゴールはまだまだかな、と思います。

それと、各席から塩の小瓶がなくなっています。
端末を配していない店では従来どおりで消えてはいませんので、設置にあわせてだと考えられます。

卓上塩は置かなくなった?と店員に訊くと、卓上塩ってなに?と訊きかえされてしまいました。
お店の思惑で撤去したものなのですから、テーブルからなくせば探しにたずねてくる客もいるだろうと思うのですが、そこまでは期待しないほうがいいのでしょうか。

タブレットの登場によってホールスタッフの仕事がほぼ給仕だけに特化されれば、店員の負担もかなり減りますし、客の待ちも苛立ちも減るはずです。
もっともその理想どおりに従業員の人的資源が適正化されるまでは、時間がかかりそうです。

しばらくはコードレスチャイムで呼ぶひともいますし、操作方法がわからずスタッフに質問する客も一定数はいるでしょう。
私も最初の渋谷の店舗ではなにも考えることなくボタンを押してコールしてしまいましたし。
(人間の習慣は、なかなか変えられないものです。)

デバイスに不慣れな高齢者の対応でかえって店員の手を煩わせている光景は、はたから見ていて双方がかわいそうです。
(店舗ごとの年齢層のデータくらいは取っているでしょうから、来店客の平均年齢が高めのお店はターミナルを導入するにしてもノウハウが蓄積されてきてからではないか、という気はします。)

問題をクリアしてこの端末がどのように浸透していくのか、今後が楽しみです。

最後に、現時点(本エントリのリリース時点)ですかいらーくの公式サイトの店舗検索においてヒットする、”デジタルメニューブック”の店舗をすべて列挙しておきます。
設置されているのは、ガストの店舗のみです。

大宮大成店(さいたま市大宮区)018645
浦安店(浦安市)011544
秋葉原駅前店(千代田区)017715
本羽田店(大田区)018750
渋谷宇田川町店(渋谷区)017883
関町店(練馬区)011229
八王子旭町店(八王子市)017909
立川栄店(立川市)018567
関前店(武蔵野市)011493
三鷹上連雀店(三鷹市)011549
横浜平沼店(横浜市西区)012763
衣笠インター店(横須賀市)011201
竜王店(甲斐市)011944
本陣通店(名古屋市中村区)018643
池田駅前店(池田市)011696

(所在地のあとの6桁の数字は、各店舗に割りふられているものです。レシートや公式サイトのURLにて確認することができます。)



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