仙台から新宿や大崎や舞浜へ夜行便で（→参照）
東京の新宿駅に直結するバスタ新宿から、仙台駅西口へ行くWILLER（ウィラー）の夜行バスを利用したときの叙述です。
JR各線の新宿駅の最も南側に設置された新南改札を抜けて左手に見えるエスカレータでバスタ新宿（渋谷区）の乗車フロアへ向かいます。
地下鉄副都心線や丸ノ内線の、（新宿駅ではなく）新宿三丁目駅からでも一貫して屋根のある経路でアクセスできます。
小田急線、京王線、都営地下鉄の新宿駅からだと、駅ビルのミロードやルミネを介し国道20号（甲州街道）を渡れば雨が降っていても傘はほとんど不要でしょう。
改札・出口・行き方を徹底解説！各線新宿駅からバスタ新宿までアクセスしやすいルートをご案内 | ウィラコレ！
https://travel.willer.co.jp/willer-colle/1518/
上掲のリンク先が順路の参考になるかもしれません。
（長い詳説をざっと読みましたが、ほぼ全面的に信頼していい内容です。）
23時台のバスタ新宿は、とても混んでいます。
個室のほうのトイレには行列ができており、来訪前にどこかで済ませておくのがよさそうです。
高速バスの車内で飲食してもよいですか？
https://faq.willer.co.jp/s/article/1292
（現在、WILLERは車内において食事をしないよう求めていますが）小さいながらもコンビニエンスストアのファミリーマートが同一の階にあります。
舞浜（浦安市）の東京ディズニーランド・バスターミナル・ウエスト、大崎駅西口バスターミナル（品川区）を経由し、B554便のバスがプラットホームに入ってきたのは発車の定刻まで10分を切った23時22分か23分でした。
もっとも、バス自体はその手前で構内に停車しており、23時20分発の車が去るのを待っています。
（23時20分に新潟へ向け出発する、WILLERのH5158便のバスでした。）
運転手に名前を告げ、検温を受けて客室へ進みましょう。
ラクシアという3列（1+1+1列）のシートが装備された車両が本便の担当です。
座席定員は24名で、席番は01Aから08Cまであります。
【公式】3列シート ラクシア 木目の空間と極上の寝心地を提供｜高速バス/夜行バス予約｜WILLER TRAVEL
https://travel.willer.co.jp/seat/luxia/
約145度（145°）も後方へリクライニングできる仕様らしいですね。
ただし、その機能を理論上の最大限まで活かせるかどうかは別問題です。
背後の席に座る乗客がいたらバックレストを好きなだけ存分に倒すわけにはいきませんよね？
私が利用したこの日は朝の（自席を確定させる直前の）時点において――残っていたのは左側のA列が3席、中央のB列が5席、右側のC列が2席、と――過半の席が埋まっていました。
（A列とB列とのあいだの通路よりも、B列とC列とのあいだのそれのほうがやや広い幅になっています。）
バスタ新宿を発車したのは、23時33分です。
一団の案内放送が終わり車内の明かりが消えたのが23時45分、とここで舞浜や大崎からの乗客もやっと堅実に安らげるようになるわけですが、ほぼ真っ暗になると走行音や震動が自然と気になってきます。
後者はどうにもならないものの、耳栓を使うと多少は眠りにつきやすいかもしれません。
バスの扉附近に貼られた表によれば、定時では東北自動車道の佐野サービスエリア（SA）（栃木県佐野市）に0時45分に到着し1時15分に出発、とあったのですが、実際のところは0時48分に着きました。
（写真で向かって右に駐車しているのは、さくら観光バスのミルキーウェイエクスプレスと思われます。）
発車は1時21分で、ここまでは自動音声や運転手による肉声でのガイドがありましたが以降は終着の直前までなんのアナウンスもなく静かです。
（夜行便だとバスによっては1回めの休憩に入るときも無声のことがあり、このあたりの相違が運行会社の方針により生じるのか運転手の判断によるものなのかは気になります。）
そこから100km（キロメートル）ほど北へ進んだ場所にある那須高原SA（同県那須郡那須町）に2時25分に到着し2時45分に出発、さらに120キロばかり北に位置する国見SA（福島県伊達郡国見町）に4時15分に到着し4時35分に出発、というスケジュールのところ、実際は那須高原SAには2時36分着で2時55分発、国見SAには4時19分着で4時40分発でした。
高速バス時刻表 東京・千葉⇒仙台・福島｜高速バス/夜行バス予約｜WILLER TRAVEL
https://travel.willer.co.jp/wex/timetable/detail/?route=2301003
高速バス時刻表 仙台・福島⇒東京・千葉｜高速バス/夜行バス予約｜WILLER TRAVEL
https://travel.willer.co.jp/wex/timetable/detail/?route=1301003
なお、下りの仙台方面も上りの東京方面も、WILLERのバスのほとんどすべての便がこれら3か所を予定の途中休憩地にしています。
5時21分になって客室の照明が灯り、およそ定刻の5時31分に終点の仙台駅西口（仙台市）に着きました。
写真の左奥、反対側の車線に見えるのは仙台駅西口を発つ高速バスの停留所である、宮交仙台高速バスセンター前（→参照）です。
7分間ほどで降車は完了し、バスは去っていきました。
WILLERのラクシアという種類の座席の評価、というよりシートの種類を比較した考察のエントリをそのうち投稿するつもりでいます。
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