Q. 必勝のマーチンゲール法で生計を立てられないか?

カジノ/casino 未分類

50%の確率で勝てば賭けた額が2倍になる、負ければゼロになるゲームで、100円をベットし負けたらつぎの回では200円、連敗したら400円、3連敗したら800円……、と勝つまで賭ける額を2倍にしていけば、何連敗したとしても勝てた時点において負けをすべて取戻せることになります。
ルーレットやバカラ、大小(タイサイ、Sic-Bo)など、その戦法によりプレイをすれば確実に資金を増やせそうなゲームがカジノにはいくつも存在しますが、実際のところはどうなのでしょうか。

海外のカジノのルーレットでたとえば赤だけに勝つまで倍々で賭けていくやり方をして… – Yahoo!知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14291116029


https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14291116029

赤の出る確率、黒の出る確率がほぼ半分半分となっているルーレットにおいて、直前の負けた回の2倍を賭ける方法で勝つまで一方の色にベットしていけば、それだけで安定的に収益を獲得でき、生活していくことも可能ではないか?――という、Yahoo!知恵袋に投稿された質問について今回は話題にします。

  • 私が回答するならば

カジノにおけるあらゆるゲームに、賭ける額の下限と上限が設定されています。
前者が1ドル、後者が100ドルだった場合、(2の6乗が64、2の7乗が128ですので)6連敗まではできますが7連敗してしまうと終わりです。
前者が1ドル、後者が1,000ドルだった場合、(2の9乗が512、2の10乗が1,024ゆえ)9連敗までは可能も10連敗するとゲームはオーバーです。
(最初に賭ける額が千円とのことなので、9連敗を想定するなら51万2千円を用意しカジノを訪問しましょう。)

そして(ここが重要なポイントで)10連敗は、1,024分の1ですからほぼ0.1%の確率なわけですが、感覚的に想定しているのよりも頻繁に起きます。
128分の1の確率である7連敗ならなおさらです。
勝てるまで、を毎日10回、週7日で70回、月に約2,100回も繰返せばどこかでその事態に直面して終了です。

うわー勝つまで倍賭けしてるわこのひと、という客をカジノの店内にて私が見たことも、実際にありません。
理論的には必勝法のマーチンゲール法ですが、現実的には不可能な机上の空論なのです。

  • 補足――回答には打たない私の考え

ルーレットの盤には赤でも黒でもない、37分の1の確率で0、38分の2の確率で0や00が存在します。
カジノにおいてリアルにゲームを観察していて、その0(または0や00)は、37分の1の確率(または38分の2の確率)よりも確実に多めに出るように私は思うのですが、それこそ感覚的な錯誤なのでしょうか。
盤に球が機械的に投入される台ではなく生身のディーラーが投球する台の話で、玄人が狙って投げているがゆえに0(または0や00)が多めに出ているのだとしたら、赤や黒が出る確率はそれぞれ、50%弱からさらに低くなるでしょう。
0(または0や00)のところにチップがまったく置かれていない回で、ディーラーが球を投げてからベットを締切るまでの数秒間に急いで0(または0や00)に賭ければ36回めを待たずして36倍に軍資金を増やせるんじゃなかろうか、とは個人的によく考えます(が0と00の両方が存在する台では実行してみようとは思いません)。

日本プロ野球の阪神タイガースにも言及した、ルーレットではなくバカラを話題にしたエントリになりますが、各回の勝敗が約半分半分のゲームにおいて十数連敗が現実的にあるのかについても過去に投稿しています(→参照)。



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