前篇・夏の青春18きっぷ期間中に東京から大阪まで東海道線で

未分類 鉄軌道/railroad railway

後篇・浜松から大阪まで(→参照

青春18きっぷの利用期間中の週末、つまり土曜・休日ダイヤの運転日に東京を朝早くに出て大阪へ、東海道線に乗って移動しました。
途中、三島(か沼津)、静岡、浜松、大垣、米原の各駅にて列車を乗りかえる必要がある行程です。

9時間弱の所要時間なのですが、長い話になりますから距離的、時間的にほぼ等分となるところで投稿を前半と後半とに区切ります。
今回はその前篇で、3本の列車に乗車した叙述です。

  • 東京05:20―普通→07:21三島

最初に乗るのは東京駅を出る東海道線の列車の始発・321Mで、10両編成の電車が下り方面より9番線のプラットホームに5時12分に入線しました。
ただし、品川駅の始発で4時35分や5時10分に出る列車がそれより前を走るため、東海道線の朝一番の列車ではありません。

この電車を私は何度も利用していますが、始発の東京駅を出るタイミングにおいて座席が埋まった経験はまったくなく、写真のように余裕で座ることができます。

定刻の5時20分に発車すると新橋、品川、川崎、と各駅で客が乗ってくるわけですが、早朝でありながらみるみるうちに車内は混んでいき、なかなかの人気があるのがこの列車の特徴です。
もっとも、横浜駅にて一定数の降車があったり、平日は小田原駅で多くの通勤客が降りたり、といった動きがありますし、空席があるのに立ったままのひともいます。
2号車の、私が座るボックスシートの4席がすべて埋まったのも、だいぶ西へ進んだ平塚駅においてでした。

列車の終点である沼津駅までは行かずに7時21分、ひとつ手前の三島駅で降りました。
つぎに乗る2本めの列車の始発が三島駅だからで、座席の確保のしやすさを考えてのことです。

ただし、ボックスシートのある1号車や2号車からだと上の写真のように、遠くの階段やエレベータまで長めに歩きます。
10両編成の321Mの6号車と7号車のあいだあたりや、9号車に乗っていると、三島駅にて階段の近くで降りられるでしょう。
(沼津駅まで乗れば1号車や2号車がむしろエレベータや階段に近くなります。)

  • 三島07:29―普通→08:29静岡

2本めに乗る列車・741Mは三島駅の4番線のプラットホームから、7時29分の発車です。
電車は5両(3+2両)編成で、後方の2両にはボックスシートがあります。

土曜日や日曜日、祝日は写真のように通勤客がほとんどおらず、座れないことはないでしょう。
その日も結局、私がいた2号車の空席がなくなる状況には静岡駅に着くまで一度もなりませんでしたから。

気をつけるべきは乗客が多い平日で、(321Mのグリーン車に座っていたとしても)確実に三島駅で降りてこの列車に乗りたいところです。

静岡駅には8時29分、3番線に定刻で着きました。

  • 静岡08:31―普通→09:41浜松

2分後の8時31分に静岡駅を出る3本めの列車(写真の左)はプラットホームの反対側、4番線に入線しています。
2本めの5両(3+2両)に対し3本めは全車がいわゆるロングシートの6両(3+3両)編成で、3本めの最後尾・6号車の前には2本めは停車しないため私のおすすめは後方の6号車です。
3本めの列車における空席の確保は、平日であっても容易、土休日ならなおのこと余裕でしょう。

3本めの6号車をおすすめする理由はもうひとつあり、浜松駅にて乗りつぐ4本めの6両編成の電車(上の写真の左)が後方に1両ぶんずれて停車しているせいで、4本めの6号車の空席に独占的にアクセスしやすいのです。

さて、東阪間のこの旅程で懸念を持っておくといいと私が考えるのが、静岡駅における2本めと3本めの接続に2分しか時間がない点です。
以前、上り列車の入線を待つために2本め・741Mの三島駅の発車をJR東海が遅らせたうえ、遅延がまともに回復されないまま静岡駅の終着が6分遅れの8時35分になったばかりか、3本めが数分のその遅れを無視して静岡駅を出ていった、という理解に苦しむケースがありました。

3本めの列車が上記のようにいかなかった場合、名古屋駅の通過は約30分後、そのままの遅れで関ヶ原越えの1時間に2本だけの区間の列車も30分後のものになります。
厄介なのはそこから先で、JR西日本が米原駅以西(滋賀県東部)の新快速を日中、毎時1本の運行に減らしたため、京都駅や大阪駅などに着く時刻は1時間後にずれます。
2分の接続の成否によって以遠のスケジュールが30分後、1時間後、と変わってくる重要な局面ですので、静岡駅に無事に着くまではその危険性があることを忘れずにいてください。
(ちなみに、浜松駅における接続の時間も2分ですから、3本めを降り4本めに乗るさいも同様の可能性がもしかすると伏在しているのかもしれません。)

浜松駅より西の行程については既述のとおり、後篇に分割します(→参照)。



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