Q. チムジルバンは入浴後に過ごすのか?入浴前か?

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銭湯という公共の風呂のルールについて日本の外よりやって来た初心者には不明な点が多いのと同様、韓国のチムジルバンなる入浴施設についても未体験のひとにとってはわからないことがいくつもあるはずです。

チムジルバンの入り方教えてください初めてです最初にチムジルバンの後に大浴場です… – Yahoo!知恵袋
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14284902849


https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14284902849

チムジルバンの店内におけるチムジルの部屋は、入浴の前に過ごすところなのか?、入浴してから過ごすのか?――という、Yahoo!知恵袋に投稿された質問について今回は話題にします。

  • 私が回答するならば

チムジルバンの店舗におけるチムジルの部屋は一般的に、入浴後に過ごすところです。
もっとも、一度は湯に入ってからでなければ滞在してはいけない、といった絶対のルールはありません。
ホテルの部屋やカプセルホテルのカプセルなどでとにかく横になって寝たいときに、入浴、シャワーをしないでベッド、寝床につくこともあると思いますが、それとおなじです。

物理的に、過半のチムジルバンの店舗でチムジルの部屋は浴室よりも奥にあります。
ただし、フロント(受付)の左へ行くと風呂で右へ行けばチムジル、という構造の店や、入口のフロアに近い階にチムジルのフロアがあって浴場のフロアは遠い階にある、という配置の店もあります。

日本の銭湯ではシャンプーやボディソープを用意する店も多く存在しますが、韓国のチムジルバンにてこれらのボトルを浴室内に置く店は(私の経験上、)ホテルに併設されたやや高めの価格のところ、高級なところぐらいで、大半のチムジルバンにおいて使えるのは固形石鹸のみです。
それらが必要ならば各自で持参するか、チムジルバンの入浴するエリアの売店(購買部のようなところ)で調達します。
(体に石鹸、ソープをつけてごしごしと洗う)ボディタオルはどの店にも積まれており、使える枚数の制限もないですが、フェイスタオルについては入店時に規定の枚数だけ渡されるシステムの店舗もあります。

なお、チムジルバンは入浴ありきの施設ですから、浴室はなくてチムジルの部屋のみ、といった店舗は存在しないはずです。

  • 補足――回答には打たない私の考え

体を洗うタオルについては無料で利用できるものはない、という趣旨のことをこの質問に実際に回答したひとが投げていますが、(既述のとおり)無料で使えるボディタオルは無制限に置かれています。



1枚めはソウルの江辺(カンビョン)スパランド(→参照)、2枚めは釜山の影島(ヨンド)海水(ヘス)ランド(→参照)の、浴室へ入るドアの脇に積まれたフェイスタオル、ボディタオルが写ったものです。
3枚めは釜山の松島(ソンド)ヘスピアの様子で(→参照)、わかりにくいですが写真の左端、鏡に映った先にタオルが積まれているのが確認できると思います。


チムジルバンではない、つまり店内に男女が合流できる区画が存在しない(→参照)店舗についてもタオルの事情は同様で、ソウルのニュー国際ホテルのサウナ(→参照)、ソウルのウウォンサウナ(→参照)においてもタオルが入口の脇や向かいに置かれているのがわかります。

ソウルの3か店、釜山の2か店を例示しましたが、浴室のボディソープの有無についてや、店内に睡眠室があったり、理髪室があったり、食堂やカフェテリアがあったり、マッサージチェアを置いていたり、ゲームセンターよろしくアーケードゲームのマシンが置かれていたり、店舗によって壁面に電源があったりなかったり、といった事情を各施設のエントリに記していますので、よろしければ読んでみてください。



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